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コロナ禍で資産形成の大切さに気付き、2020年3月より貯金→投資→積立NISA・ジュニアNISA→個別株とチャレンジ中。小さな気づきと行動が生活を変えてきたので、日々の気づきを発信。

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【将来の不労所得に最適!?】米国連続増配株式ETF(VIG)の魅力と考え方

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将来の金の卵を今から育てていこう♪

 シアーズです。

 

 皆さんは、バンガード・米国増配株式ETF(上場投資信託)であるVIGをご存じでしょうか?

 

 世界最強の指数として名高い「S&P500」連動のETFである「VOO」や米国市場全体に投資する「VTI」と並び、米国株投資家の間に人気の高いETFがVIGとなります。

 

 今回はこのVIGの基本情報と私が考えるVIGの活用方法について書いていければと思っています。

 

こんな人におすすめ

  • 「値上がり益」と「将来の配当金成長(増配)」に期待している人
  • VIGの購入を検討している人
  • 自分の子どもに資産を残すとしたら何がいいか考えている人

 

 

1.VIGの基本情報

  • 概要
  • NASDAQ US Dividend Achievers Select Index (以前は Dividend Achievers Select Index として知られていた) のパフォーマンスを追跡することを目指しています。
  • 毎年増配を記録している企業の株のパフォーマンスを追跡する便利な方法を提供します。
  • 受動的に管理される完全レプリケーション アプローチに従います。

Vanguard ETF Profile | Vanguard

 

  1. NASDAQ US Dividend Achievers Select Index(10年以上の増配実績のある大型株・中型株を中心に構成されているインデックス)という指数に連動するETFである
  2. 増配の可能性が低くなった銘柄は定期的なリバランスで除外される。
  3. 増配を続けられる企業は好業績を上げることが多く、不況にも強い・いわゆるディフェンシブ銘柄が多い。

 

  • 構成銘柄(2021.04.30時点)

構成銘柄数は247、ファンド純資産総額:707億ドル、上位10社の純資産比率:31.2%になります。

 

構成銘柄上位10社(構成比率)

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今後も成長するであろうことが期待される銘柄ばかりなので安心

Vanguard ETF Profile | Vanguard

  • 構成銘柄1位のマイクロソフトでも4%に満たない構成比率なので、高度に分散されている

 

セクター分布

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構成するセクターも広く分散されていますね。

Vanguard ETF Profile | Vanguard

*1

 

  • 資本財、一般消費財、ヘルスケアの割合が多く、エネルギーや不動産(REIT)を含まないのが特徴
  • 全体的に見れば広く分散されたポートフォリオとなっている。

 

・設定時期

 2006年4月21日

 

配当利回り(VOOとの比較)

VIG

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VIGも着実と増配を続けていますね。

Vanguard ETF Profile | Vanguard(VIG)

 

VOO(S&P500)

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VOOも王者の成長率

Vanguard ETF Profile | Vanguard(VOO)

 

VIG

  • 2021年4月30日現在の30日SEC(証券取引委員会)配当利回り1.66%となっています。

VOO(S&P500)

  • 2021年4月30日現在の30日SEC(証券取引委員会)配当利回りは1.31%となっています。

 

直近の配当利回りはVIGが少し上回っていますね。

 

・増配率(前年同月比)(VOOとの比較)

VIG

・2020年3月27日:$0.47400→2021年3月23日:$0.51310(約+8.25%)

 

VOO(S&P500)

・2020年3月11日:$1.17800→2021年3月29日:$1.26250(約+7.17%)

 

 コロナショックがあった1年でありながら、VIG・VOO(S&P500)ともに配当金も増配しており、VIGに至っては約+8.25%の増配率を記録しています。

 

 

・経費率

0.06%

 

・VIGのパフォーマンス(VOOとの比較)

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VOO(S&P500)と比較しても遜色ないパフォーマンスを誇っていますね。

Vanguard ETF Profile | Vanguard(VIG)

Vanguard ETF Profile | Vanguard(VOO)

*2

  • VIGが連動を目指している「NASDAQ US Dividend Achievers Select Index」もVOO(S&P500)も全体的にみると大きく成長している。

 

・将来的な思惑 

 VIGが10年以上の増配実績のある大型株・中型株を中心に構成されているインデックスのため、APPLE(2021年時点で9年連続増配)が近い将来組み入れられるのではないかという思惑があります。

 

 いかがでしたでしょうか?

 

 「VOO(S&P500)と比較しても遜色ないパフォーマンス」と「連続増配ETF」という安心感がVIGにはあります。

 

 資産形成の一助として、VIGの購入を検討してみてはいかがでしょうか?

 

 

・VIGの個人的活用方法(考え方)

 この魅力たっぷりのVIGに一番惹かれている所は、安定した連続増配が期待できるETFという所です。

 つまり、「未来の高配当」になりうるからです。

 

 なぜ、それに惹かれるかというと、子どもが大きくなったときに財産として「資産」と「金融教育」を残していくための良いツールになると考えているからです。

 

 皆さんは、自分の両親からこのように言われたことはないでしょうか?

 

「良い学校に行きなさい」

「良い会社に就職しなさい」

 

 私もそのように言われて来ました。そして、こうも言われて来ました。

 

「人様の前でお金について話してはいけない」

「お金について詮索するのは意地汚い」

 

 それ自体が悪いことではないとは思いますが、「資産形成」に興味を持ち、「コロナショック」による給料の減少を味わい、「お金に対する無知」を知り、勉強していく過程で「もっと早くからお金に関する知識を学べば良かった」と痛感しております。

 

 

 私はこの経験を活かし、私は自分の子どもに対して「人間としての教育」だけでなく、「将来自立したときに困らないためのお金の知識・経験」を教えていけたらと考えています。

 

 なぜか今の日本では「お金に関する教育」には関心が薄く、積極的な議論は少ない様に感じます。ですが、大人になって自立していく時には「お金」に向き合う事が必要で、そのためには「稼ぎ方・使い方・育て方」等を身につけなければ一生苦労していくでしょう。

 

 自分が「お金に関する知識のなさ」で苦労した分、自分の子どもには「金融教育」を学んで、豊かな人生を歩んでほしい。勝手な老婆心でそう思っています。

 

 そのためのツールとしてVIGを利用できればと考えています。

 

「子どもの証券口座でVIGを選ぶ理由」

  • 子どもが成長していく過程で「資産の長期的な成長」が期待できる
  • 「配当金」が成長していくことで、お金を育てる楽しみを共有することができる
  • 子ども自身が自分の「お金」が増えていく体験をすることで、「経済」に興味を持つことが出来る

*1:基礎資料=素材、消費者の裁量=一般消費財、財務=金融、健康管理=ヘルスケア、産業=資本財、

技術=テクノロジー、ユーティリティ=公益

*2:NAV=投資信託の純資産総額