お金×資産形成×金融教育×ティッピングポイント~小さな気づきを大きな変化に~

コロナ禍で資産形成の大切さに気付き、2020年3月より貯金→投資→積立NISA・ジュニアNISA→個別株とチャレンジ中。小さな気づきと行動が生活を変えてきたので、日々の気づきを発信。

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【個人的10倍/100倍株 Fronteo】1Q決算近し! 21.07開示情報から見る今後の進展

 

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悪材料なしに売られ続けているのは辛い所・・・

FRONTEO(フロンテオ)【2158】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん)

 

 シアーズです。

 

 個人的10倍/100倍株であるFronteoの1Q決算が08/16(月)に迫っておりますが、株価としては売られ続け、7月7日に1380を付けた後、ズルズルと下がっております。悪材料出て・・・ないよね?

 

 08/16(月)の1Q決算でこの悪い流れが変わるのか?はたまた地獄のダウントレンドになるかはさておき、21.07.07~に出た開示情報や関連情報を見て思惑・妄想を膨らませれたらと思います。

 

   【リーガルテックAI】

【事業内容概要】

 FRONTEOの創立以来の事業であるリーガルテックAI事業は、eディスカバリ(電子情報開示)支援とフォレンジック調査(デジタル鑑識)を2本の柱としています。平時のセキュリティ対策から、有事の際のデータの特定・保全・処理、ドキュメントレビュー、提出データ(報告書)の作成にいたるまでワンストップサービスを提供し、お客様の安全をサポートしています。

FRONTEO, Inc.

 

【IR・各種記事とその思惑】

 【Fronteo Korea関連】

 

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あのNAVERクラウドプラットフォーム上に「KIBIT Automator」を展開!?

フロンテオ【2158】2021年07月28日 開示情報 - FRONTEO Korea、AIレビューツール「KIBIT Automator」をNAVERクラウド上に構築

 

 →不正が跋扈するともいわれる韓国においても、リーガル分野でのレビューの効率化は需要が大きい。IR内で「金融、医療など、大量のデータの解析効率の向上が求められる様々な分野でのサービス拡大に乗り出す予定です。」とあるようにAIでの解析が困難なアジア言語の解析に強いFronteoのKibitの将来には期待が持てる。

 

 

 【米国実績IR関連】

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リーガル大国の米国で大きな注目を浴びている!?

フロンテオ【2158】2021年08月04日 開示情報 - 米国の資産運用会社における調査・訴訟事案にFRONTEOのAIレビューツール「KIBIT Automator」が使われる

→このIRで注目点は以下の2つ

 

  • わざわざIRとして出すほどの内容にはパッと見、見えない。

→だが、わざわざIRとして出したということはシェア拡大に大きく寄与する予測があるからではないか?

 

  • 「この度の調査は、これまでに行ってきた同事案の追加調査だったこともあり、前段階での解析データを教師データとして活用することができ、教師データを一から作成する時間とコストを大幅に抑えることが可能となりました。また、レビュー工程にAIを活用したことで、証拠として関連性が高いとAIが判断したものからレビューを進めることができ、上位20%の文書をレビューした時点で「関連性あり」データの50%が見つかるなど、調査の早い段階で必要な文書を見つけるこ
    とに成功しています。AIを使用せずにレビューを進めた場合と比較して、約30%の作業効率の向上が実現できていることから、同様の事案が発生している金融系企業から大きな注目を集める結果となりました。」

  →金融系企業から大きな注目を集める結果となりました。→!(^^)!

 

 

  【ビジネスインテリジェンス】

【事業内容概要】

 創業事業であるリーガルテックビジネスで培ったAI技術を活かして、人事、知財、法務、労務など、様々なビジネス分野の作業効率化に役立つソリューションを提供しています。メール・チャットの監査、特許調査・分析、ビジネスデータの分析、VoC(お客様の声)からの不満の予兆を捉えて顧客満足度向上につなげるなど、様々な分野で役立てられています。

FRONTEO, Inc.

 

 【IR・各種記事とその思惑】 

 【Patent Explorer関連】

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順調な開発が垣間見れて好印象&海外展開も近い!?

フロンテオ【2158】2021年08月02日 開示情報 - FRONTEO、特許調査を高度化したPatent Explorer Xを発表

 

 →このIRを理解するのにもう1つ過去のIRを見てみよう。

 

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過去のIRから見える順調な進捗とは?

フロンテオ【2158】2020年11月10日 開示情報 - FRONTEO、トヨタテクニカルディベロップメントと協力して特許解析システムの高度化に向けた開発を開始

 

→2020年11月10日に発表したIRのように、今回の「Patent Explorer X」はPhase1(2021年度夏製品化予定)の「解析精度向上と操作性の改善」を実現した製品。当初の見込み通りの期間に開発が完了していることは好感が持てますね。

 

 つまり、Phase2(2021年度冬製品化予定)の「特許動向調査における多角的な分析と分析結果の可視化」を実現した製品も順調に開発されているとみるのが素直な見方。

 

 

 

【ライフサイエンスAI】

【事業内容概要】

 ライフサイエンスAI事業では、医療・介護の現場に存在する様々な構造化・非構造化データの横断的解析を行っています。
 人工知能「Concept Encoder」により、従来の構造化データの分析だけでは見えてこなかった事象を発見することが可能となり、様々な可能性が誕生しています。

FRONTEO, Inc.

 

  【IR・各種記事とその思惑】

  【Amanogawa関連】

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1年間のクライアントからのフィードバックを反映した新バージョン

フロンテオ【2158】2021年07月07日 開示情報 - FRONTEO、論文探索AI「Amanogawa」に新機能を追加


kabutan.jp

 kabutan.jp

 

 →2020年7月7日に発表された「旧来の創薬プロセスを変革する論文探索AIシステム「Amanogawa VER.1」から1年。開示があっただけでも多くの教育機関・製薬会社等に提供されて来ました。

  →これらの多くの教育機関・製薬会社等でのクライアントでの使用実績・フィードバックを受けての新バージョンになるので、順調な導入を期待したいですね。

  

 

創薬支援AI関連】 

kabutan.jp


 →先日、特許を取得したばかりの創薬支援AI「Cascade Eye」ですが、記事内には注目するべき点がいくつかありますが、大きく2つ取り上げます。

 

1.現在の導入実績

 Cascade Eyeは、FRONTEOの自然言語解析AIエンジン「Concept Encoder(商標:conceptencoder、読み:コンセプトエンコーダー)」を用いて論文情報や医療情報を解析し、分析対象としたい疾病に関連する分子や遺伝子をパスウェイマップ(関連性を表す経路図)状に表示するAIシステムです。新たな創薬ターゲットの選定や、ドラッグ・リポジショニング(既存薬の別の疾患への転用)研究の効率化を促進するだけでなく、研究者のバイアスに左右されない創薬解析ができることなどが評価され、2020年のリリース以来、複数の製薬企業やアカデミアでの導入が進んでいます。

  

2.今回のバージョンアップにより以下の大きな機能追加があります。

  • このほか、AIが参照するソースに、公開されている論文やデータベースだけでなく、本システムを導入した企業や研究機関が保有するデータも追加し、企業・研究機関ごとに独自のデータベースで研究することが可能となりました。

 →この機能の追加により、国家や安全保障に関連する機微情報を扱う企業に導入された場合、使い勝手の問題から解約率は大きく下がり、中長期的な利用が見込める。

 

 

そして、これを評価する記事も出てまいりました。

ai-products.net

→記事の締めの分にワクワクを感じました。

創薬研究のDXと効率化による「治せない病気のない世界」の実現。今回の開発は、今後の医療界隈に大きな影響を与えそうです。」

 

 

【転倒転落予測AI関連】 

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学研グループの大手介護施設と共同での実証実験開始!?

フロンテオ【2158】2021年07月15日 開示情報 - FRONTEO、学研グループのメディカル・ケア・サービスと介護施設を対象とした転倒転落予測AIシステムの実証試験を開始

 

 →2020年11月に業務資本提携を行った学研HDのグループ会社である「メディカル・ケア・サービス」との介護施設で記録されている介護記録に基づく転落予測AIシステムの開発に向けた実証試験を開始。

 

www.mcsg.co.jp

→メディカル・ケア・サービスの事業規模は、「グループホーム280棟・介護付有料老人ホーム9棟」等大きいため、十分な検証記録が取れるのではないでしょうか?

 

 また、創業時より「認知症ケア」に注力しているため、Fronteoの認知症診断支援AIとも好相関。

  

【Mekiki関連】 

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製薬会社を中心にDXを進める製品

フロンテオ【2158】2021年08月03日 開示情報 - FRONTEO、医療情報テキストの自動分類・審査AIソフトウェア「Mekiki」ver.1.0を発表

 

→Fronteoは既に製薬会社を中心に「Knowledge Probe」「Guileline Viewer」といった業務効率化ツールを提供していますが、それに続くソフトウェアの開発完了のIR。製薬会社のインフラソフトウェアを続々とリリースしているため、単なるAIソフト開発だけでなく、プラットフォーマーになろうとしているのが読み取れますね。

 

 

【経済安全保障】

【事業内容概要】

 FRONTEOの経済安全保障ソリューションは、自然言語処理技術と独自開発のAIを活用し、最先端技術動向やサプライチェーンの分析を通じ、企業を取り巻く状況を可視化し、最適な経営戦略策定をサポートします。

FRONTEO, Inc.

 

  【IR・各種記事とその思惑】

【経済安全保障関連の主な記事】

kabutan.jp

kabutan.jp

 

 →日本において経済安全保障に関する規制改革やデジタル政策の形成に携わってきた方々をチームに引き入れて、国家安全保障のために活動していくという気概を見せているIRです。

 

 

【まとめ】

  • 今回は、08/16(月)に迫ったFronteoについて、07/07~に出た開示情報や関連情報を見てみました。

 

  • 株価は下がっておりますが、Fronteoのビジョンやストーリーに変化はありません。

 

何かの気付きになれば幸いです。

 

i have a position.