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コロナ禍で資産形成の大切さに気付き、2020年3月より貯金→投資→積立NISA・ジュニアNISA→個別株とチャレンジ中。小さな気づきと行動が生活を変えてきたので、日々の気づきを発信。

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【個人的10倍/100倍株 Fronteo】IR:06/01(火)【サプライチェーン分析ソリューション提供】

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サプライチェーン分析ソリューションの提供開始!

FRONTEO, Inc.

 

 シアーズです。

 

 個人的10倍/100倍株であるFronteoより本日もIRが出ました。

 

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経済安全保障に関わる国策や、企業の事業戦略の策定に資する

分析を提供するソリューション群第一弾

FRONTEO、サプライチェーン分析ソリューション提供開始 | FRONTEO, Inc.FRONTEO, Inc.

 

この中での個人的要約・注目点をピックアップしていきたいと思います。

 覚えておくべき背景1

現在,経済分野を含む様々な領域における米中の対立が激しさを増す中,我が国においても,経済安全保障の観点から技術流出等に対する懸念が高まっています。こうした情勢下,先端技術を有する我が国企業,大学,研究機関等が多数存在しており,経済安全保障は重要な課題となっています。技術・データの流出が,我が国企業等が有する優位性や我が国の安全保障に与える影響は大きく,これを未然に防止することが何よりも重要です。また,外国資本等による重要施設等周辺での不動産取得に対する政府の関心も高まりを見せています。

経済安全保障特集ページ | 公安調査庁

 

【経済安全保障とは】

  • 先端技術を有する企業・大学・研究機関の様々な技術・データ、つまり「経済」の力がもはや「安全保障」にまで影響を与えるようになった。
  • 近年では、米中対立やハッキング、サイバー攻撃等により、技術・データの奪い合いが行われており、「経済」と「安全保障」は切っても切り離せない関係となっている。
  • また、「外国資本等による重要施設等周辺での不動産取得」も外国からの侵略に繋がるため、日本政府も近々「重要土地規制法案((自衛隊の基地や原子力発電所といった重要施設の周辺などを「注視区域」や「特別注視区域」に指定し利用を規制するもので、「特別注視区域」では土地や建物の売買の際に事前に氏名や国籍の届け出などを義務づけています。」として法整備を急いでいる。

サプライチェーン

  • 商品が消費者に届くまでの「原料調達」に始まり、「製造」「在庫管理「物流」販売」等を通じて消費者の手元に届くまでの一連の流れのこと。

サプライチェーンの意味や定義 Weblio辞書

 【R&D】

  • 「Research and Development」の略
  • 自社の事業領域に関する研究や新技術の開発、自社の競争力を高めるために必要な技術調査や技術開発といった活動を行うこと
  • 企業が継続的に発展するには、成長分野の見極めやそのぶにゃに参入する技術、優位性の確保やさまざまな変化に都度適応していくことが必要
  • 直接的な現在の利益にはならないが、新製品の開発や新技術の確立によって、企業の将来的な収益を担う

R&Dとは? 目的や歴史、種類やメリット、問題点や課題、事例などについて - カオナビ人事用語集

 【チョークポイント】

  • 英語での「choke point」は文字通り、「絞めることで、相手を苦しめられるポイント」
  • 近年では、「石油や天然ガス」といった主要なエネルギー資源の取引が世界規模になっており、複数の国・地域を支えるうえで物資輸送ルートとしてのチョークポイントにおける「安全保障」が重要。

チョークポイント - チョークポイントの概要 - Weblio辞書

  【OSINT】

  • オープン・ソース・インテリジェンス(open source intelligence)の略称。
  • 一般に公開され利用可能な情報を情報源に、機密情報等を収集する手法を指す。
  • これらを合法的に調べて分析することにより、一見、断片的なデータから、意味を持った情報が得られることを期待して行う。

サイバー攻撃に使われる「OSINT」とは|サイバー/デジタルリスクNavi [コラム]

 【人権デューデリジェンス

  • 企業が事業活動に伴う人権侵害リスクを把握し、予防や軽減策を講じること。

人権デューデリジェンスとは 侵害リスクを把握し軽減: 日本経済新聞

 

  IR内容1

株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)はこの度、経済安全保障に関わる国策や、企業の事業/R&D戦略の策定のキーとなる分析を提供するソリューション群の第一弾として、サプライチェーンの安全性に関する評価やチョークポイントの有無を可視化する「サプライチェーン分析ソリューション」の提供を開始いたしました。

 

FRONTEOは2020年8月にOSINT (Open source intelligence)研究を本格始動して以来、研究成果を応用して社会展開すべく、サービス提供に向けて取り組んでまいりました(2020年10月6日付プレスリリース「FRONTEO、OSINTサービス提供開始」参照)。この度提供を開始した「サプライチェーン分析ソリューション」は、既存の「特許分析調査」や「SNS・書き込みチェック」を除いては初のサービスとなります。

 

個人的要約と解説1

  • サプライチェーン分析ソリューション」の主要提供先は「政府」と企業
  • OSINTサービスの1つ

 

 

  IR内容2

背景

昨今のアメリカと中国による技術覇権争いにより、企業は、米・中・欧州それぞれの規制を捉えながら、その中で自社にとって最善の技術戦略・事業戦略を策定する必要に迫られています。様々な企業や省庁で「経済安全保障」の文字を冠した部署が立ち上がるなど、激化する世界情勢の流れを受け、「経済」による「安全保障」実現を目指す動きが進んでいます。

 

サプライチェーン分析ソリューションは、現在多方面で報道されている半導体の供給や、人権デューデリジェンスといった問題に対し、企業がどう対応していくか、戦略的意思決定を下すうえでの現状把握に役立つものと考えております。

 

個人的要約と解説2

  • アメリカ」と「中国」による技術覇権争いにより、各国政府や企業は「経済」による「安全保障」実現を目指す動きが進んでいる。
  • サプライチェーン分析ソリューション」は、「半導体供給の特定国集中」やウイグル自治区などの「人権デューデリジェンス」といったような問題に対して企業や政府が戦略的意思決定をするために役立つ。

 

   IR内容3

サプライチェーン分析から見えてくるもの】

  1. サプライチェーン上のチョークポイントの評価

  ・グローバル経済ネットワークにおけるチョークポイントがどこにあるか

 

  1. サプライチェーンの安全性と健全性(ESG評価)

  ・自社の戦略製品のサプライチェーンは、デカップリングの要件を満たせているか

  ・自社のサプライチェーンが、奴隷労働などと関係がないことを確認できているか 

 

サプライチェーンの分析手法

サプライチェーンの分析においては、企業をノードとし、企業間取引きをエッジとするネットワークを構築します。そして、ノードを通る最短経路の多さを評価する「媒介中心性」や、他のノードとのつながりの多さを評価する「次数中心性」と呼ばれる指標などを用いて、サプライチェーン上のチョークポイント(要衝)やハブなど、サプライチェーンにおける重要な企業を発見することもできます。

 

個人的要約と解説3

  • 「政府」や「企業」は「サプライチェーン上のチョークポイントを把握することで「資源の効率的な選択と集中」が出来る。
  • 把握したチョークポイントを抑え、適切なサプライチェーンを確保することで、物の安定供給が出来る。
  • これらのサプライチェーン分析はOSINTにより集められた莫大なデータからAIが客観的に導き出すため、人間の主観ではなく、サプライチェーンにおける重要な企業を発見することもできる。

 

 

個人的な思惑

  • 「経済安全保障に関わる国策」をターゲットにしている。

日本国政府がサービス提供想定の相手

半導体議連が決議、国内の製造基盤強化を: 日本経済新聞

→「サプライチェーン分析ソリューション」がないと供給網の把握が出来ず、供給網の整備が出来ない

  • 上記ソリューションが評価されれば、半導体だけではなく、あらゆるものに対し、官民問わず、利用されるソリューションになりうる。

 

06/01(火)のIRに関して個人的な視点で記事にしてみました。

 

 何かの気付きになれば幸いです。

 

i have a position.